各部の講評
第1部
クラシックカット&スタイル
全体としてカットが悪く、なかでも後頭部の色彩が悪い。この部分は、面と線と色彩を完璧にこなすことが条件です。二点目はシルエットの歪みが目立つ。原因は観察不足です。
第2部
レディースカット
この部門は、現在から未来に向けての方向性を表現し、顔にマッチしたシルエットが大切です。そして、カラーはモット鮮やかな色にし明るく美しい作品が望まれます。
第3部
REVO
ニューヘアー種目です。もっとメニューを理解してください。カットですが、ヘムラインのカットが荒いためシルエットが出しにくい。セットは、毛先の処理、軽やかな流れを考える必要がある。但し今回は一、二点全国に通じる作品はあった。
第4部
ブロースカット
この部門のみ昨年度と変わっています。天頂部30%以下のフリーゾーンとなっていますが、シルエットが難しい。但し作品には時代性を感じました。前額髪際隅部より下は従来のブロースだが、面が不揃い、線の歪み、色彩のアンバランス等が目立ちます。指導者も選手も一考を要します。
第5部
ブロースカット(ウィッグ競技)
シルエットをもう一度見直してみる必要があります。全体的には良く出来ていますが、切り口に艶がなく、不揃いが多い。フロントのセットも考えてください。もう少し細かいところに注意してください
第6部
クラシカルバックスタイル ・ドライヤー仕上げ
後頭部の刈上げが少ない。ネープをもっとしっかり収めること。シルエットはまずまずです。上位4点ぐらいは良かった。もう少しシャープさが加われば素晴しい作品になったと思う。
第7部
アイロンパーマ
毛先の痛みが無く、動きのある作品でよかった。少し気になる部分ですが、デザインにあったカットがなされていなかったということです。そして、中間部分のアイロンのかかりが悪い為、ドライヤーセットのように見えたことは残念です。この種目はアイロンがかかっていることが一番です。
第8部
ワインディング
センターラインの歪みが目立つ。巻き残しは練習不足でしょう。ネープのおさまりが悪いのは姿勢が高いせいです。但し3点ほど良い作品があった。1本1本確実に巻き込むことを勉強してください。
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