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全理連(大森利夫理事長)では、毎年、その時代の傾向や流行現象を踏まえながら、消費者のライフスタイルや自己表現の傾向などを創作の要素としてデザインしたニューヘアを設定しています。
今回、2007年に向けて発表するのは「REVO(レヴォ)」。さまざまな要素を融合し、あらゆる要求に柔軟に対応できる技術力を駆使して新しい時代を斬り拓く、独創的で魅力的なスタイルです。
REVOとは、
R
… リスペクト |
自然や人、伝統を尊重する精神 |
E
… エナジー |
挑み続け前進する活力 |
V
… ヴァラエティ |
さまざまに対応できる技術力 |
O
… オリジナリティ |
新しい時代を切り拓く想像力 |
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の4つの思想を融合させた言葉であり、またレボリューション(革命・革新)にちなんだ言葉でもあります。
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創作コンセプト
---独創的で魅力あるヘアデザインの革命
エネルギッシュに、上品に、そしてカジュアルに、上質に生きる男をより魅力的にするヘアデザイン、REVO。
重ねた経験、伝統を尊重しつつ、新しさにチャレンジし、さまざまな要素を融合し、あらゆる要求に対応できる技術力と新しい時代を斬り拓く想像力で魅力ある提案は、メンズに限らず、レディスやキッズにも幅広く対応しうるヘアデザインの革命です。 |
● ターゲット
---対象は団塊ジュニア世代
人口構成上のボリュームが大きく、今後の消費行動が長い団塊ジュニア世代に設定。男は男らしく、洗練された上質なおしゃれを楽しみたいという今こそが、団塊ジュニア世代を理容店に引き戻す最大のチャンスといえます。 |
REVOが提案するデザイン&テクニック
REVOでは、ヘアスタイルの創作要素として、次の提案をしています。 |
・ゾーンコンシャス
ゾーンコンシャスにより、融合の美しさを表現します。
フィッティングゾーン、フロント、トップ、クラウンゾーン、グラデーションゾーンの各ゾーンで異なるカット技術を使用することで、各ゾーンが微妙に変化しながら、全体として絶妙なハーモニーを作り出します。
・カットテクニック
刈り下げ、スライドカット、スクープカット、インサイドポインディングカット、クロスラインカットなど、最適な技術を駆使してニュアンスを表現します。
・フィーリングカール・カラー
パーマとカラーを同時に進行することにより、時間効率をよくするとともに、パーマとカラーのポイントの配置が行いやすく、デザイン設定が容易にできます。
ポイントに入れたパーマが毛流れや立ち上がりを強調し、ウィービングとチップテクニックで入れたカラーがラインを強調します。パーマとカラーの融合により、フォルムコントロールを自在に行うことができます。 |
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全理連(岩崎国治理事長)では、毎年、その時代の傾向や流行現象を踏まえながら、
消費者のライフスタイルや自己表現の傾向などを創作の要素としてデザインしたニューヘアを設定しています。
今回、2005年に向けて発表するのは「WIN」。自然な髪の流れとアクティブな動きが、スポーティー&カジュアルの新定番として個性的なオシャレを演出します。
※WIN(ウィン・英語)…勝利、優勝する、勝ち取る、獲得する――を意味します。 |
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新・スポーティースタイル2005年は、2004オリンピック・アテネ大会の影響や、2006FIFAドイツ大会に向けてのワールドカップサッカー、日本人大リーガーの活躍など、
人々の関心が「元気」や「希望」を与えてくれるアスリートに注目が集まると思われます。 その2005年に私たち理容師は、それぞれのお客さまといかにヘアスタイリングをつうじて、元気に、楽しくコミュニケーションをとれるかが大切でしょう。
力強く、元気なスポーツアスリートのエネルギーを、ヘア産業の活性化を売り上げアップにつなげ、
お洒落な全国の理容店と、そのお客さまに喜びと楽しさと、心地よさを感じていただきたいと思います。WINは、お客さまにとって印象の強いスポーツアスリートのように、生活に元気が生まれるヘアスタイルです。
対象は団塊ジュニア世代特に、理容店の主たる顧客層、つまり、ボリュームの大きい『団塊世代』、『新人類世代』への波及効果を狙え、
それによる理容店の売上増につながることを考えた『団塊ジュニア世代』のヤングアダルト(25才から30才)に向けてのスタイル提案です。 |
デザインキャラクターWINでは、ヘアスタイルの構成要素として、
次の5項目のデザインキャラクターを設定しています。 |
1.アシンメトリック・デザイン
髪をかきあげた時のお洒落で個性的な毛の動きが創る非対称な「ペンシルスクエア(サイドのスクエアラインとトップの片側に寄ったAラインを組み合わせたライン)」。
ボリューム感と毛の動きの違いを個性的にする度合いにより、世代別の似合わせや、お洒落度合いの高い人向けの似合わせをしていきます。
2.ナチュラルゾーンとアクティブゾーン
EEPライン上のナチュラルポイントから、ブレイクポイントにいたるブレイクラインで、自然なフォワードの流れの「ナチュラルゾーン」と、
ブレイクポイントを起点として、片側サイドのフォワードの流れをリバースに切り返し、動きを楽しむ「ブレイクソーン」に分かれ、お互いを引きたて合います。
3.フィーリングゾーンとオーバーダイレクション
フロントセクションの短く切りこまれ、自然に動くゾーンは、お客さまの印象的なフェースラインを創る「フィーリングゾーン」です。
ここは、遊び感覚、お洒落感覚、個性の表現と、ライフスタイルや世代別で変わるアレンジ部分です。
フィーリングゾーンの上にオーバーダイレクションによって残された微妙な毛束が、フロントのアクセントとなります。
4.ラウンドキャップ
頭の形、毛量、毛流等を考えて補正することでベストなシルエットを創ります。 フロントの生え際から後頭突起までの2分の1地点を中心とするO字ライン内「キャップゾーン(帽子をかぶったような)」のボリューム感と動き・遊び感を大切にします。
5.ラスティックタッチ
3つの粗いタッチの毛動きがスポーティーでエネルギッシュな毛束の「新定番」です。
● イヤ・ラスティックタッチ
: ナチュラルゾーンからアクティブゾーンのかけての表現で穂(ear)がなびくイメージ
● グラス・ラスティックタッチ
: サイドの表現は粗い芝目(grass)のイメージ
● ヘビー・ラスティックタッチ
: ミドルゾーンからローゾーンにかけての表現で、ざっくりと編み込んだような不規則で荒々しいイメージ
※rustic:表面が不規則である、目の粗いイメージ。素朴でラフな雰囲気の服や、麻袋、節(ふし)のある素材、太い糸でざっくりと織った素材などによく用いる表現
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「輝倭美」では、新しい自分を表現したい人、自分らしい自分を表現したい人など、お客様のテイストに応じて、ファッションの最先端に躍り出るトレンディー(先進的・独創的)・スタイル、より今を意識した自分を表現するアップ・トゥ・デイト(今日的・進歩的)・スタイル、自分らしさにさりげなく流行を採り入れたコンサバティブ(保守的・従来的)・スタイルを提案しています。
また、女性らしさを演出したフェミニン・スタイルも設定されるなど、これまで以上に多彩なバリエーションを創造できます。
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世代を超える憧れと若くありたいとう願望。
この相反する微妙な心理が働く年代の際、特に「早く大人になりたい」と願う自己主張の願望と「子供のままで居続けたい」と思う従属の意識の狭間にあり、人生ではじめて自分自身の個性と向き合う10代の際=19歳に着目し、メインターゲットとしています。 |
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急速に変化するファッショントレンドに対して、お客さまが望むタイミングで必ずしも充分な髪の長さがあるとは限りません。
そのような時、新たに目的に合わせた髪の長さや質感の毛束を加えるエクステンション(つけ毛)技法を導入することで、時代の変化スピードや、個性化し続けるお客様の価値観、希望に充分応えるだけの魅力ができると考え、エクステンションを提案しています。 |
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「輝倭美」ではヘアスタイルの構成要素として、次の6項目のデザインキャラクターを設定しています。
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正面からのシルエットはひし形(ダイヤモンド・シルエット) |
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フロントは非対称(アシンメトリー)の表現で、極みゾーンを活かした自然な分髪(ナチュラル・パート)。ボリュームを押さえながらタイトな表現。 |
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デザインゾーンとハイゾーンは立体感を求め、サイドは軽さと耳上部にナチュラルな「しまり」と動きを表現。 |
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バックはカービングカットの表現を活かして、バックセンターからサイドに向かってエアリーな毛束感を表現します。 |
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もみあげは、その人の個性に合わせた遊毛表現。 |
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カラーは、ベースカラーに対して3トーン以上の差のあるポイントカラーによる立体感を表現
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