平成18年4月17日(月) 青く晴れ渡った晴天の下、広島市西区にある株式会社タカラベルモントにおいて県青年部担当にて10時40分定刻に開催されました 。 まず、今回は親族の葬祭により欠席された三住理事長に代わり、木曽副理事長の開会宣言の後、優勝旗返還と続き選手宣誓では安芸支部の加藤進選手より今大会における意気込みのこもった力強い 宣誓があり、今大会出場選手全員の気持ちを盛り上げます。 そしていよいよ11時20分より競技開始!! 一回戦、2回戦、共に熱戦を繰りひろげ選手にとっても、観戦者にとってもアッという間に時間が過ぎ14時に競技終了!! 15時30分より閉会式、まず谷口教育部長より作品の講評があり、いよいよ成績発表、表彰です!!
8部門より順次1部門まで発表、表彰があり選手一同悲喜交々。 4時10分終了。 入賞された選手の皆様おめでとうございます。 1部2部3部の優勝者の方々9月に北海道で開催される札幌全国大会での健闘を祈念いたします。 そして最後に、大会役員、大会審査員、県青年部大会実行役員の皆様お疲れ様でした。
各部の講評 第1部(クラシックカット&スタイル) 〜出場選手が1名という寂しさはあります、急な出場でモデルの毛も全体的に短く苦労したようですが、さすがベテランです、後頭下部色彩から全体のシルエットにもクラシカルの雰囲気が感じられる作品でした。サイドから見たクラウンのボリュームの欠如、セットについては総体的に毛流のみだれ(ドライヤーによる毛の根元の処置不足)があり全国大会までには格段の努力が必要です、期待しましょう。 第2部(レディスカットヘア) 〜この種目も出場選手はベテラン1名です、裾回りはソフト感もあり綺麗に纏まってますがハイゾーンにカラーと共にひきつけるインパクトのある毛の動きが欲しい、全国大会までの頑張りに期待しましょう。 第3部(インプレッションX) 〜総体的に残念ながらレベルダウンしているように思われました。カット不足による不完全な毛束感・乱れた毛の流れ共にインプレッションXの基本についての理解不足が感じられ、ただ1点だけ希望のある作品が見られました。次年度に期待します。 第4部(ブロースカット) 〜出場者の少ない中、全国レベルに近い作品が2点ありました。2位の作品は正面から見た天頂部、側頭部はライン・カット面共にブロースとしては理想的です、かなしいかな後頭下部の色彩が出ていなかったのが残念です、優勝作品とは僅差でしょう。優勝作品は総体的にはバランスはとれていますが、正面から右側のコーナーが昨年同様に落ちています(縮毛のためと思いますが)全国大会で上位を狙うブロースのモデルとしては首も細く全体的にもう少し逞しさが欲しい。カットテクニックは素晴らしい。 第5部(ブロースカット、ウィッグ競技) 〜日本の理容技術の基本として多数の選手の出場があり心強い限りです。レベル的には昨年と同様でしょう。ハイレベルのカット技術が要求されます。若い時代にしっかりした技術を習得して欲しい。 第6部(クラシカルバックスタイルドライヤー仕上げ) 〜ブロースカット同様全国的に若い人たちに人気のある種目です。レベルとしては平均的には向上していますが残念ながらハイレベルの作品がなくカットの拙さと共に天頂部からバックにかけてのセットの悪さが目立ちました。来年度に期待しています。 第7部(アイロンパーマ) 〜毛を傷めずアイロン操作が出来ていました。どの作品も個性がみられましたがより一層アイロンパーマの特徴を理解しカラーの生きた今のヘアースタイルを望んでいます。 第8部(ワインディング) 〜上位の作品はかなりハイレベルですが総体的にはセンターの歪みロットの配列の拙さテンション不足等がみられ、この種目はトレーニングを重ねることがすべてです、しっかりと基本を大切にトレーニングを積んでいただきますようお願いいたします。今年も優勝は学生さんでしたがその努力にも敬意を表します。 私事この度皆様に支えながらつとめさせていただきました県教育部長を退任しますが広島県理容競技大会が県教育行政のシンボルとして益々発展して行くことを祈念いたします。長い間の御指導と御協力ありがとうございました。
教育部長 谷口 修
2002/05/19 第54回まちかど理容フェスティバル