平成27年10月12日(月) 全国各地から選手が集い、ここ久喜市総合体育館で「彩の国、匠の祭典」をテーマに第67回全国理容競技大会が開催されました。
大会会場周辺は、色鮮やかな衣装や髪型など華やかな雰囲気ですが、肌寒さも手伝い、
選手たちの表情は引き締まり、辺りは、緊張感が張りつめていました。
午前9時10分より開会式が始まり、各県の選手団が入場です。
白岩一雄大会実行委員長の開会挨拶に続き、大森利夫大会委員長の挨拶、来賓の方々の挨拶などがあり、選手宣誓へ。登場したのは男女ペア!!何とご夫婦で共に埼玉県代表選手です。
午前10時10分、遂に競技開始です。熱戦の火ぶたが切って落されました。まず、第1部門 クラシカルカット・ファッションカテゴリーには、西岡貴志選手が出場し、第2部門 トレンドカット・オン・レディスには、西村昌記選手が出場、第3部門 トレンドカット・オン・メンズ“D”には、島本文子選手が出場しました。
理事長、役員、県講師、各部門コーチ、応援に駆け付けた仲間達の熱い声援を受け各選手は、真剣な眼差しで自分の競技に集中し、タイムアップぎりぎりまで持てる力・技量を出し切りました。額から汗が流れる中、戦い終わるとホッとした安堵の表情を浮かべていました。
理容師2015メッセージ全国大会には、広島県理容美容専門学校生の岩井聖二さんが「新たなる挑戦」をテーマに、理容の持つ素晴らしさを、理容に懸ける自分の思いをはきはきした論調で発表されました。聴いていて清々しい気持ちになりました。
そして、表彰式です。まず、最初に「理容師2015メッセージ全国大会」から発表です。何と、岩井聖二さんが準優勝の栄冠に輝きました。喜び一杯の表情で壇上に登り、準優勝の受賞です。おめでとうございます。
続いて、第1部門の発表です。敢闘賞→3位→2位と発表され、ついに優勝者名がコールされました。西岡貴志さんの名前です。この瞬間、広島県応援団は皆総立ちで、お祭り騒ぎの様に喜びを爆発しました。西岡選手も満面の笑顔で受賞されました。おめでとう!!!!!! そして2部門・3部門と表彰式が進み、午後5時頃に第67回全国理容競技大会は無事に終わりました。
一昨年、関係者一丸となり、この3年間、コーチとともに選手の強化計画をスタートさせ、2年目の昨年は第1部・第3部で準優勝者を出し、3年目の今年はメッセージ大会で準優勝、そして第1部は24年ぶりに優勝者を出すことが出来ました。選手も良く応えてくれました。その後、ささやかな優勝祝賀会と選手慰労会を開き、お互いの健闘を称え合い、新たに挑戦することを誓いました。
第1部優勝の西岡選手、メッセージ大会準優勝の岩井さん、本当におめでとうございます。第2部代表の西村選手、第3部の島本選手は惜しくも入賞を逃しましたが、素晴らしい作品を創り上げました。協力して頂いたモデルさんに感謝します。モデルさんとともにエールと拍手を送ります。
三住理事長、県役員、県講師、若手応援団の皆さん、大声援ありがとうございました。
また、埼玉県理容組合白井一雄理事長を始め、実行委員の皆様、お疲れさました。この大会が成功裏に終わりました事にお慶び申し上げます。
第68回大会は、2016年、高知県の開催となりました。素晴らしい大会になるようお祈りします。
県文化広報部 川村哲司
第一部門 クラシカルカット・ファッションカテゴリー 優勝!!
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この度、全国理容競技大会において、優勝という成績を修める事が出来ました。
ありがとうございまにした。
優勝コールを聞いた時には信じられず、頭の中が真っ白になりました。
今振り返ってみても、優勝出来るとは思っていなかったので、信じられませんでした。
これからは、世界大会もあり、出場してみたい気持ちも有りますが、家族や師匠と相談して決めていきたいと思います。
今やりたい事は、ゆっくりと出来れば旅行でもしたいですね。
若輩者の私ですが、これからも業界発展のために努力して参りますので、よろしくお願いします。 |
西岡貴志 |
理容師2015メッセージ全国大会
準優勝!! |
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「反復練習」の大切さ、それを学ぶ事が出来る経験だと感じました。
メッセージ大会のお話をいただいた際、自分が本当にやっていくことが出来るのか日々不安を感じながらの毎日・・・放課後や休日を使い練習を重ねて来ました。
詰まる言葉、定められた時間より早く終わってしまう話し方など、不安と緊張を抱えながらも大会に臨むことになりましたが、緊張感の中で、繰り返し練習をしていくうちに、感情を入れて話したい所や声の強弱など自然に体が覚えていき、自信をもって発表することが出来ました。
この経験を生かし、今後の理容人生を大切にしていきたいと思います。 |
広島県理容美容
専門学校
理容科 岩井 聖二 |
理美容に係る規制の見直し」の波紋
政府の規制改革会議が、平成27年3月12日に公開討論が行われました。
この中で、医療関係・労働関係、そして理美容の規制緩和の問題が、取り上げられました、
その後、平成27年3月23日に第8回規制改革会議にて、大森全理連理事長が出席され、理容業界の代表として意見を述べておられます。
その時に述べられた趣意書など掲載しておりますので、ぜひ読んで下さい。
今後、審議次第では 我々理容業界にとって重大な岐路に立たされておりますので、我々理容師も、無関心では居られません。
諸先輩方が、苦労されて今日まで築いてこられた此の理容業界が、バラバラになって申し訳ないです。
理容師になるまで、下働き、理容学校に通い、夜遅くまで技術の研鑚、講習会への参加、接客の勉強、やっと国家試験に合格して理容師になり、スタイリストとして活躍、念願の独立開業、オーナーとしての接客・技術の提供、経営者として売上upの努力、自身のスキルアップ、そして、経営環境の悪化(不況など)、様々な過程を得て現在まで来られた、皆様かと思います。
残念ながら、苦労してこられたのに自分の技術を、安く売っておられる方が、居るというのは悔しく悲しいですね。「安さが、サービス」「安さが、ニーズ」ではありません。
理容業は素晴らし職業です。理容師として、プライドを持ち、確かな技術、心こもったサービス、運命共同体としての組合員通しの絆を深める事が、肝要かと思います。
今回掲載しました「理美容に係る規制の見直し」について、しっかり読んで下さい。そして、考えて下さい。
もっと、自信を持ち、誇りを持ちたいものです。
でも、サロンの埃と心の埃は、捨てて下さい。
明日の為に、今は瓦場であっても一歩一歩前に進みましょう。 |
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