(1)開会
定刻に至り、司会者である渡部理事が開会を宣した。
(2)理事長挨拶
三住理事長より来賓並びに総代へ出席に対するお礼の辞が述べられた。理容業界は以前厳しい環境ではあるが、一人一人が堅実な成長を目指し、頑張っていただきたいと励ましの言葉が贈られ、又、本日の総代会が円滑に進行するよう協力の依頼があった。
(3)功労者等の表彰
総代会に先駆けて本年度の組合功労者、優良従業員及び退任支部長の表彰が行われ、代表者(代理人)へ賞状並びに記念品が授与された。
(4)執行部役員の紹介
司会者渡部理事より、執行部役員が紹介された。
(5)来賓祝辞
来賓からの祝辞並びに紹介が行われ、引き続いて祝電が披露された。
来賓者氏名(敬称略)
衆議院議員 岸田 文雄 (代理 秘書 細川 清貴)
河合 克行 (代理 秘書 平野 朝彦)
広島県議会議長 林 正夫
議員 吉井 清介
議員 砂原 克規
議員 宇田 伸
広島県生活衛生課課長 荒川 勇
附議事項の審議に入るに当たり、議長佐々木勝成氏、副議長井上英俊氏より挨拶の後、本日の通常総代会は出席総代が定足数を満たしており、有効に成立した事、並びに議事録作成者は持井理事である旨を井上副議長より告げられた。原案は事前に送付してあることにより、円滑なる会議進行の為、議長は議場に対し一括審議の後、質疑応答に入りたい旨を述べ承認を得た。
(6)附議事項審議
第1号議案
議長より、呉西支部の総代が一身上の都合により辞任した事由により、2名の新総代の氏名が読み上げられ、満場一致で承認可決された。
呉西支部 新総代 桂 富士雄
神田 草二
第2号議案 平成24年度事業経過報告承認に関する件
議長は理事長に説明をさせ、質疑応答の後、第2号議案の採決を行った結果、
満場一致により原案通り承認可決された。
【理事長説明】
経過等については、遅滞なく遂行させて頂いたと確信している。厳しい経営
環境の中、現状の諸問題を真摯に受け止め、組合員一人一人が認識を深め対応
していくことによって、堅実なる成長を目指すことができるのではないかと考
える。今年の後半には、消費税問題が浮上する事が予測されるが、詳細等につ
いては、今はまだ、明確になっていない。今後は、この件を念頭に置いて行政
の動向を注視し、情報等については支部長会等を通じて伝達をしていきたいと
考えている旨が述べられた。
【質疑応答】
(質疑) 24年12月に開催された広島市議会で採択された広島市施行条例について伺いたい。(広島西支部 宮地)
(応答) 県から市へ条例に関する権限が移譲される際、大型店舗等における隔壁撤廃(案)が浮上したため、広島市保健所と協議を重ねた結果、この案については撤回となった。福山市、呉市と共に広島市においても、現状の県条例を採用することとなった。
(質疑) ゲートキーパー講習に係る、補助の有無について伺いたい。
(広島西支部 宮地)
(応答) 補助金、助成金については、一切ありません。他業種と比較し我々の業は、接客時間が長い分だけ、お客様の状況を把握しやすい状態である。理容師としてのモラルの向上の為にも、ゲートキーパーとして、このような環境を利用し社会貢献に臨んでいく事が大切であると、ご理解いただきたい旨が説明された。(三住理事長)
(質疑) 3月末まで支部総会を開催する事について、改めてご説明頂きたい。 (広島西支部 宮地)
(応答) 決算手続の関係、及び全理連の総会が5月末に開催される為。特に改選期においては、役員選任の事務手続の関係上、できれば3月末までに開催頂けるようご配慮いただけると、県としても助かる。(経理部長 瀬尾)
(質疑) 3月に支部総会を開催する場合は、総会の時点及び、その後に決算処理をしなければならなくなり、担当者への負担となるところが大きい。難しい面がある事は承知しているが、将来に向かって、経理処理についてご検討いただけないだろうか。(広島西支部 宮地)
(応答) 税務上、問題がないので現状のままが望ましいかと思う。暫定決算で行ったところは、翌年で精算していけば問題はないかと思う。支部から提出された決算資料を基に、県において精査した上で税務処理を行い、申告を行なっている。各支部によって予算や処理方法、事情が違うので、統一した事務的処置は難しいかと考える。支部がやり易い方法で行っていただくのが良いかと思われる。(経理部長 瀬尾)
(質疑) 統一された科目設定をお願いしたい。(広島西支部 宮地)
(応答) 各支部員さんに理解をして頂ける事が一番重要であるので、科目についてはお任せしたい。今まで通り処理をして頂いて、何か問題が発生した時には、個々に対応し、必要に応じ通達をさせて頂きたい。(経理部長 瀬尾)
【補足説明】
国税がPTAや町内会の経理にまでも監査が入った時期があり、これを機に税理
士と相談をした上で、県が一括して税務申告をすることとした。当初より統一
された方法で処理を行っていた訳ではなく、今後も各支部のやり方で経理を行
って頂くのが良いと思う。何か問題が発生した場合、又は不明なことがあっ
た時には、その都度、対処していく方が良いのではないかと考えている。支部
総会開催時期についても、全理連の総会日程との関係があるので、現状のまま
遂行していく事がベターかと思われる。(三住理事長)
第3号議案 平成24年度収支予算承認に関する件
佐々木議長より4月13日に監査会が実施されたことの説明があり、馬場監
事より監査及び業務執行状態について、適正に処理されている事が認められて
いる旨が報告された。質疑応答の後、第3号議案の採決を行った結果、満場一
致により原案通り承認可決された。
【質疑応答】
(質疑) 組合員が減少している事に伴い、ベースとなる賦課金も減少している。事業外収入である全理連の助成金等が未来永劫に収入として約束されているのなら別だが、将来的にはカットされることが予測される。その件については、十分にご考慮頂いているとは思うが、我々組合員も賦課金収入と支出とのバランスが崩れ始めていることを認識し、互いに努力を重ねていく時期かと思うのですが。(広島東支部 田地)
(応答) 事業外収入は、共済等に関する還付金であったりするが、支出に対しては経費削減に鋭意努力している。現時点においては、組合費の値上げは回避していきたいと考えている。(経理部長 瀬尾)
確かに、ご心配頂いている通り、厳しい状況にある事は間違いない。収支報告書からわかるように、支出に対してはシビアな対応をしてきており、執行部としても、組合員減少並びにこれに付随する諸問題を念頭に置き、過去に承認されてきた事項についても改めて見直しを行った上で、各々が業務を執行している。皆様には、組合員減少に歯止めをかけて頂くようご協力をお願いしたい旨が述べられた。(三住理事長)
(質問) 全理連特別推進費について、ご説明頂きたい。(広島東支部 田地)
(応答) 団体生命共済の加入状況に応じて、剰余金があれば特別推進費として秋に還付されている。過去には、この推進費を利用して火災共済へ組合員全員が加入していたが、推進費が4分の1程度に減額となった時より、火災共済への加入は個々の対応としている旨が説明された。
(質疑) 予備費に計上されている全国大会の協賛金について、山口県だから計上されているのか。(広島西支部 宮地)
(応答) その通りです。
第4号議案 平成25年度組合借入金額並びに一組合員に対する貸付、保証金の
最高限度額承認に関する件
議長より、議場に質疑を諮ったところ、質疑のないことから第4号議案の採
決を行った結果、満場一致により原案通り承認可決された。
第5号議案 平成25年度事業計画承認に関する件
議長より、議場に質疑を諮ったところ、質疑のないことから第5号議案の採決を行った結果、満場一致により原案通り承認可決された。
第6号議案 定款の一部改正に関する件
事務局より説明があり、質疑応答の後、第6号議案の採決を行った結果、満場
一致により原案の通り承認可決された。
【補足説明】
実情に則り円滑に組合運営を推進していく為に、役員任期等の表記に対し指導があった事から定款の見直しを行い、且つ、役員選任方法については、内規として定めるに至った。法人という法的立場に守られながら組合運営を行っていく為には、法的機関への書類提出が不可欠となっており、又、謙虚に指導を受けていかなければならない。何よりも、現状の総代数を確保しなければ、法人としての組合運営に支障を来たすことになるので十分にご認識を賜りたい。(三住理事長)
【質疑応答】
(質疑) 改選期において、4月に辞任した総代についても総会終了までが、任期となるのか。
(回答) 改正が承認された場合は、そうなります。
第7号議案 振興計画の変更認定申請の承認に関する件
議長より、議場に質疑を諮ったところ、質疑のないことから第7号議案の採決を行った結果、満場一致により原案通り承認可決された。
【理事長説明】
振興計画書については3年毎に、国からの指導の下に書類提出の義務があり、組合運営を行っていく上で必要な手続きの一つである。それ故に、当組合が法人格の組合として認められ、公庫からの融資を受けることが出来る。よって、振興計画に関与する件については、理事会に一任頂きたい旨が説明された。
第8号議案 平成25年度事業計画承認に関する件
議長より、議場に質疑を諮ったところ、質疑のないことから第4号議案の採決
を行った結果、満場一致により原案通り承認可決された。
【理事長説明】
消費税が値上がりする事によって、内税又は外税とする料金表示等、様々な問題が顕著になるが、全理連からは、消費税問題に関する指導が無い事を確認している。よって、この件は営業サイドに直結する事なので、組合員一人一人が対応をしていく気持ちをもって頂きたい。又、今後の組合運営を円滑に遂行していく為には、共済への加入促進、組合員減少への歯止めが重要となっており、この2点に対し、皆様からの協力を得られることで現状を維持できると考えている。
第9号議案 平成25年度収支予算承認に関する件
議長は理事長に説明をさせ、質疑応答の後、第9号議案の採決を行った結果、満
場一致により原案通り承認可決された。
【質疑応答】
(質疑) 教育費が昨年と比較し、530,000円ほど増額となっている理由をお聞かせ願いたい。(広島西支部 宮地)
(応答) 県講師の方にも最大にご努力頂いているが、更に指導体制を確立し、選手育成の強化を図るために、今年度の強化訓練に県外講師を招いている事、又、この7月に愛媛県で開催される環西瀬戸理容フェスティバルの参加に係る諸費用を予算計上している為、昨年より増額をしている。(三住理事長)
議長は以上をもって第64回通常総代会の全ての議案審議を終了した旨を述べ11時45分閉会した。
県文化広報 渡部義美
|