(1)開会
定刻に至り、司会者渡部理事開会を宣した。
(2)理事長挨拶
三住理事長より、総代並びに来賓に出席に対するお礼の言葉があるとともに、アメリカのサブプライムローンや、原材料、ガソリン等々の高騰が、景気に対してマイナス傾向が続いており、また、個人消費や設備投資についても、鈍化の傾向を示していると感じています。
今後とも大きな景気の回復は望めそうにないのが、現状であろうと思われます。
そういう状況の中にあって我々業界は、近年同業者間の格差の広がりや、新業界の進出による競争の激化、また経営者の高齢化傾向を踏まえた中で、世代交代にかかる後継者不足等々経営者自らが解決しなければならない課題が山積しております。
また、本年シカゴで開催された世界理美容選手権では当業界の選手団が、総合で金メダルを獲得という輝かしい成果を挙げてくれました。
今年度も、全理連の営業支援を踏まえて新しい技術等の普及を続けていく中、衛生水準の維持、向上を図り、利用者また消費者の利益のために各種の研修会、講習会を開催するとともに、情報の収集、提供についても、皆様のご尽力を賜りながら今年度も推進して参りたいと考えております。皆様の一層のご理解とご尽力をお願いし、併せてご協力をお願いしたいとのことが、挨拶としてあった。
続いて、組合の顧問として、現県議会議長の林正夫先生をご推挙申し上げたいという旨をお伝えしましたところ、快くお引き受けいただきました。みなさんの拍手をもって、今後ともよろしくお願い申し上げたいとのことがあるとともに、組合顧問の委嘱状が交付された。
(3)功労者並びに優良従業員表彰
本年度の組合功労者、優良従業員の代表者にそれぞれ表彰状ならびに記念品が授与された。
(4)来賓挨拶
来賓の衆議院議員岸田文雄氏(代理)、広島県議会議員を代表して、林県議会議長並びに広島県生活衛生課長水羽和成氏より祝辞をいただいた。
来賓者氏名(敬称略)
衆議院議員 岸田文雄(代理)
広島県議会議長 林 正夫
広島県議会議員 宇田 伸
〃 砂原克規
〃 吉井清介
広島県生活衛生課長 水羽和成
附議事項の審議に入るに当り、議長、副議長が登壇し、挨拶の後、本日の通常総代会は出席総代が定足数を満たしているので有効に成立した旨、議事録作成者は森山理事であることを告げたのち、附議事項の審議に入った。
(5) 附議事項審議
第1号議案 平成19年度事業経過報告承認に関する件
議長は、議場に対し原案は事前に送付してあるので、質疑応答に
入りたい旨を述べ、質疑応答の後、これを議場に諮ったところ満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
[質疑応答]
宮地(広島西支部)=1ページに生活衛生推進事業として各行事を、それと全理連の営業支援事業としてツーペの技術講習をやっており、これを1ページにおいて承認してくださいということですが、49ページから51ページにかけての19年度事業経過概要にこれらが掲載してありません。組合の事業としてしたのであれば掲載した方が良いとおもいますが、いかがなものでしょうか。
理事長=ご指摘のとおりで、掲載して不都合ということはなく、申し訳ございません。
宮地(広島西支部)=掲載した方が、概要だけを見ても分かりやすいと思いますので、その方向にもっていってください。
それと、このエールエールの地下でした行事に関して、私は全然知らなかったのですが、これは消費者向けにやられたと思うのですが、こういう告示というのは、どのような方法をとられて今回やられたのか教えてください。
理事長=告示といいますか、例えば理事会、支部長会等々を通じてそういう件については、忌憚なく説明を加えていると思っています。
宮地(広島西支部)=ありがとうございます。また、28ページに県大会のことがあるのですが、県大会は入場料500円がありますけど、有料入場者は、大体どれぐらいかお聞かせください。
山崎組織部長=例年170人ぐらいですが、今年は雨が降りまして150人ぐらいでした。
第2号 平成19年度収支決算報告承認に関する件
議長は、議案の修正を報告した後、監事に監査報告をさせ、原案は事前に送付してあるので即質疑に入るとのことがあり、質疑応答の後、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案
どおり可決決定した。
[質疑応答]
宮地(広島西支部)=55ページの事務所費が100万円増えているのですが、その要因はなんでしょうか。
事務局=理事会の承認を得まして3月に事務局が6階から5階に移動しました。それに関わる諸費用、電話移設、パソコン移設、また電話器、ロッカー等を購入していただきました費用となっております。
宮地(広島西支部)=61ページ貸借対照表の法人税充当金が、前年度に比べて1,136,700円の減となっています。また退職引当金も300万円の減になっていますが、これは1人分の退職金ですか、
そして、法人税は、19年度の支払がこの金額ということですか。
事務局=退職金については1人分です。法人税の内訳は、18年度分に対する法人税、事業税、県市民税。それに各支部にお願いをしました修正申告分の県市民税に加え、延滞税を支払った金額となっ
ております。
表(広島南支部)=62ページ財産目録に日本標識の1千万に近い金額が計上してありますが、この金額は、各支部において標識を買われた金額が融資として残っているのですか。となれば、日本標識
への支払方法はどういう処理をされるのか。
そして、倒産ということですが、倒産の金額がわかれば教えてください。
執行部=倒産の金額はわからない。
事務局=昨年度日本標識の特売をしました。66ページ融資部の収支決算書を見ていただきたいのですが、売上の12,012,000円が昨年度組合員さんに購入していただいた金額です。これは執行部3名の方を保証人として、商工中金で借入れをして、全額日本標識に支払っております。で、組合は、購入者に同じ金額を貸付しまして、24回の分割で返済していただき、それを商工中金に返済していくことになっております。
表(広島南支部)=要望として、いままでのお付き合いで購入された方も居られると思うので、アフターはしっかりとやっていただきたいと思います。
第3号議案 平成19年度剰余金処分案に関する件
議長は、事務局に説明させた後、質疑応答に入りたい旨を述べ、質疑もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
第4号議案 平成20年度組合借入金額並びに一組合員に対する貸付、保証金の最高限度額承認に関する件
議長は、議場に対し原案は事前に送付してあるので、質疑応答に入りたい旨を述べ、質疑もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
第5号議案 振興計画の変更認定申請の承認に関する件
議長は、本年度中に振興指針の一部改正があった場合における振興計画の変更認定申請については、理事会に一任する旨を説明し、質疑もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもっ
て異議なく原案どおり可決決定した。
第6号議案 定款(第40条)の一部改正に関する件
議長は、理事長に説明させた後、質疑応答に入りたい旨を述べ、
質疑もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
[理事長説明]
総代数の削減につきましては、大変不快な面をいだかれることと存じますが、基本的に組合員の減少がここの所加速されており、3年先、5年先を見据えた中で行政を推移していくということをご理解し
ていただたくお願いします。
過去総代の割当は20人に1人という割合でした。おそらく数字は1人、2人違うかもわかりませんが、基本的には、20人に1人という形は推移して進行しよう、また、小さい支部も支部には変わりありませんので、そこのところも考慮にいれて、生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律の条文に総代数は100人を下らないとありますので、それらを踏まえた割当数になるということをご理解賜りたいと思います。
第7号議案 定款(第37・52・77条)の一部改正に関する件
議長は、議場に対し原案は事前に送付してあるので、質疑応答に入りたい旨を述べ、質疑もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
第8号議案 平成20年度事業計画承認に関する件
議長は、理事長に説明させ、質疑応答の後、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
[理事長説明]
何はともあれ組合員の減少が、大きなネックとなっております。また、依然として厳しい経済環境の中で、全理連を通じての営業支援ということですが、営業支援も一口で言えば、ままならない、金を打てど響かないと言う状況にあるのもいなめない事実です。ツーペにしても、これを営業形態に取り入れるということは、決して悪い事ではありません。非常に喜ばしいことですが、皆さんに中々そこのところが理解していただけない。エステにしてもシェービングにしてもしかりです。
今、大変な状況化であるのは、皆さんすべてご理解いただいているとおもいますが、ひとつお願いを込めて申し上げます。
営業支援ができましたら、それは必ず役に立つ、業界のためになると解釈をして、どのようにすればこれを受け入れられるかということを、真剣に考えていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
[質疑応答]
宮地(広島西支部)=要望なのですが、組合カレンダーの第一日曜に休日マークがついていますが、休日が多様化している中で休日マークがいつまでも残っているのは不自然だと思いますので、
出来れば休日マークは取ってほしいのですが、いかがなものでしょうか。
理事長=第一日曜の件につきましては、言われる意味は十二分に理解はしているのですが、組合で、理事会で、そのことについて話をしたことはありません。と言いますのは、推進事業として十数年前にそれが決議されており、そのまま残っております。ですから県の方で、第一日曜を排除するという見解はいまのところ取っておりません。故に第一日曜に休日マークをのしている、それだけの理由です。もし、そういう声がありましたら、またそれを改めてお聞きして取り上げて行きたいと思います。
宮地(広島西支部)=お願いなのですが、組合ホームページを見ていますと、組合であった行事、理容タイムスにも載っているのですが、全部行事が終わったあと載っています。それで、できれば行事予定を、ホームページに掲載すれば、組合員に告知はいくのですが、ホームページを見る組合員もいると思うので、ホームページも少しは変えていかないと、なかなか見る人が少ないのではないかと思います。
ホームページに意見を下さいというのも年に1件か、2件しかありませんが、これも前回か、前々回に名前を記さない質問は受け付けないと、匿名で質問を出すと返事は中々もらえない。インターネットの特殊性があるので、そこらはもう少し柔軟に考えた方が、より良い意見が出てくるとおもわれますが、どうでしょうか。
渡部文化広報部長=ご指摘ありがとうございます。予定に関しては、わかりしだい極力掲載するように頑張ってやります。
掲示版の件ですが、確かに匿名にすると、あからさまに出はするのですが、余りにも誹謗、中傷が激しすぎるので、記入をしてくださいということを何年か前の総代会の時にお願いをしたのですが、やはり、無記名に戻した方がいいですか、非常に醜くなりますがそれでいいですか。
宮地(広島西支部)=掲示版の中で、誹謗、中傷が出たら管理者の方が削除されればいいのではないかと思います。前回の誰でも書ける時確かに色んなことが入っていましたが、それは管理者が毎日チェックすればいいことで、質問をしやすい状況を作るのがいいのではと思います。色々な方法があると思いますので考えていただければと思います。
それと、速報性がインターネットの一つの武器ですので、今回の県大会の結果でも、簡単でもいいから、速報でポンと載せる方法をとってもらえたらありがたいと思います。最終的な結果はタイムスに出ますので、それでいいのですが、先週あったことが2,3日の内にパッと皆さんに分かるという方法もインターネットの武器ですから、そういうのができればありがたいと思うのですが。
理事長=答えになるかどうか分かりませんが、今こういう情報化時代で、全く裏腹なことが起きるのです。現実問題としては、ホームページに組合員であるという記名があれば、カットすることは、100パーセントありません。これが一般の方という中で、誰でもという見解をとりますと、答えようもないし、どこに返信すればいいかも分からないという中で、事実と全く異なることが多々あり、大変な中傷、誹謗が出ていたのも事実です。
また、あえて申し挙げますと、組合員の方で、このパソコン、インターネットをある程度される方が、各支部10パーセント超、20パーセントには満たないという数字も正直ありまして、費用も掛かりますので、最大限それをというのは、時期尚早だという中で、私の質問はこうです。返信はここにしてください。とあれば、否定する物ではありませんので、ご理解をお願いしたいと思います。
半田(廿日市支部)=標準営業約款制度の推進並びに消費者PRの推進と書いてありますが、組合でどのくらい約款に入っているのですか。
理事長=48ページに支部別加入状況表を見てください。広島県の加入率は63.3パーセントです。
半田(廿日市支部)=約款の推進、PRと書いてはありますが、どういう意味があるのですか。
理事長=営業約款は、従前は、JASマークのようにそこまで消費者にPRするということが前提条件でやりましたし、融資を受ける段階でのこと等もあり、色んなことが含まれているのも事実です。約款には登録をして営業をしていただきたいというご理解の中で、推進をしているのが実情です。
第9号議案 平成20年度収支予算承認に関する件
議長は、木曽副理事長(兼任経理部長)に説明させ、質問もないことから、これを議場に諮ったところ、満場一致をもって異議なく原案どおり可決決定した。
[理事長説明]
皆さんのご理解をいただけるように予算編成をしております。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
議長は、賀茂支部より提出のあった要望書の説明を求めると共に、理事長に回答をさせた。
[賀茂支部要望]
倉田(賀茂支部)=昨年度の50周年記念事業で理容まつりということが出たと思いますが、この理容まつりは記念品でやるということでなしになったのですが、低料金店との差別化、顧客の掘
り起こしという部分で、理容まつりも考えたらどうでしょうか。
理事長=19年3月、6月開催の支部長会等で、50周年記念事業についてお話をし、ご意見を聞きながら、行なってまいりました。
経過の要点のみの説明になりますが、理容まつりを従前のように組合員さんの負担を1万円程度でできるかどうかということがあり、精査しましたところ、はっきり言いまして、1万円ではとても無理というのが1点ありました。また、2点目には、空クジがあるという事が、相当な領域で否定されました。これらを踏まえると、理容まつりを実施するということは、今この不況下の中で、各店舗の皆さんに2万円程度支出してもらう、なおかつ、空クジがないという設定にするという状況を考えるともに、では、組合員の皆さんにどれくらいのパーセントで参加していただけるか、県からどのくらいの金額が拠出できるか等々検討した結果、ベタ付けの方法を優先して50周年記念事業を行ないましたが、今後、理容まつりについては、継続して検討をしていきたいと思っております。
議長は以上をもって第59回通常総代会の議案全部の審議を終了した旨を述べ、11時18分閉会した。
県文化広報 渡部義美
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