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第8回理事会

平成18年2月6日(月)午前10時、雪の降りしきる中、 第8回理事会が広島市中区河原町広島県環衛ビルにおいて開催されました。
最初に三住理事長より開会の挨拶があり、続き能力開発センターの久保氏より挨拶の後、左記の議題について審議いたしました。

1. 議題
(1) 人材確保推進事業について
(2) 全理連理事会の経過報告について
(3) こども110番の店シールの作成について
(4) 平成18年度収支予算案について
(5) 平成18年度高齢者表彰について
(6) 平成18年度組合講習の担当支部について
(7) 広島県理容競技大会要項の一部変更について
(8) 西本組合講師の辞任について
(9) 報告事項
@組合加入者の報告について
A第4回生衛フェアに係る賞品について
B総代数について
Cその他について


議事経過の概要

(1)人材確保推進事業について
  @構成事業所における雇用管理の改善に関する好事例集の作成配布につい
   て
   業者提出の好事例集について検討された結果、組合の実情にあった物に
  するべきとの意見が多くあり、今一度、組合の実情を伝えて案を再提出し
てもらい、再度検討をすることにしました。

(2)全理連理事会の経過報告について
 1月26日開催の会議の経過概要が理事長より説明報告されました。
主な内容として
・ 規制改革3か年計画について
東京都八王子市からの特区提案「外国人美容師の就労促進のための在留資格要件の緩和」についてあり、これについて、厚生労働省は却下している。
・ 平成18年度事業計画並びに予算案について
事業の縮小はしない。経費は、合理的運営を行うことで極力経費の節減をはかる。会費は据置。
・ 2007年全理連ニューヘア設定委員について
委員  本田 誠一 (神奈川県)チーフ委員
〃   槻舘 一信 (岩手県)
〃   飯野 高嗣 (茨城県)
〃   増子  均 (東京都)
〃   池田 道治 (大阪府)
〃   山本 丈吉 (兵庫県)

(3)こども110番の店シールの作成について
    2月3日に、広島県警察本部主催で、県内の警察、教育委員会、取組団      
   体、会社等が出席して、「子ども110番の家(車)活動充実に向けた連絡会議」があり、その中で、シールの色があせてきており見えにくい、シールが小さい、マニュアルの徹底等の声がありました。実は組合で12月初旬に各支部に、「こども110番の店」の周知徹底についてお願いをした際、2,3の支部からシールが色あせてきているので作成の依頼がありました。ついては、この事業は継続して推進していかなくてはいけませんので、シールの作成について了承をいただきたいとのことがあり、出席者これを了承しました。
    なお、その際もう少し拡大して印刷をすることにしました。

(4)平成18年度収支予算案について
予算委員会で審議了承をいただいた平成18年度の予算案について、賦課金は昭和62年改定の額で据置とする等の予算編成の主旨について説明があったのち、出席者により検討協議した結果、平成18年度収支予算案について了承しました。

(5)平成18年度高齢者表彰について
資料により表彰対象者が報告され、出席者異議なくこれを了承した。
なお、表彰は、該当支部の総会席上で行うこととする。

(6)平成18年度組合講習の担当支部認定について
年2回の組合講習の担当支部選定については過去の担当支部を鑑みて、呉東支部、福山支部担当ではどうかとの提案があり、出席者これを検討協議の結果了承した。
なお、日程、講師については、後日、調整のうえ決定することにしました。

(7)広島県理容競技大会要項の一部変更について
    谷口教育部長より、広島県理容競技大会の第6部門、第7部門の要項を資料のとおり一部変更したい。これは、現在トレーニングをしている選手や、実行をする青年部の中から声があり、色々講師等にも聞いて検討をした結果ですので、変更についてよろしくお願いしたいとのことがあり、出席者これを了承した。

(8)西本組合講師の辞任について
    この度、西本講師から、一身上の都合により講師を辞任したい旨の届け出がありましたので、ご了承願いたいとのことがあり、出席者了承した。

(9)報告事項 
@組合加入者の報告について
12月からの組合加入者が資料により報告され、了承された。

A第4回生衛フェアに係る賞品について
各支部にはすでにチラシ、シール等がセンターより届いていることと思いますが、第4回生衛フェアに係る賞品について、器具商組合、タカラベルモント、西日本アーサー、光文堂から商品の提供をいただきましたので、報告をしておきます。ついては、今後これら商社に顔があった時には、お礼をいってくださるようお願いいたしますとのことがあった。

B総代数について
 来年度改選期にあたり、総代も見直すことになりますので、計算をしたところ、前回と変更がありませんでしたと報告がされるとともに、追って総会、総代会に係る事項についてご案内をしますので、届け出等についてよろしくお願いしますとのことがあった。

Cその他について
 今後は理事からも改選期には誓約書をとるようにしたいと思うので、了承願いとのことがあり、出席者了承しました。

午後1時30分木曽副理事長の閉会挨拶により散会いたしました。
理事の皆様寒い中、お疲れ様でした。  県文化広報部 渡部義美

店内ポスター掲載のお願い
 皆様もご周知のように理容師を希望する若者が少なく、我々理容業界も高齢化が進み、衰退の危惧があるため、打開策として人材確保推進事業を行ってきました。
その一環として先般、各支部組合員店に、「理容師を目指してみませんか!」と銘を打ったポスターを配布させていただきましたが、このポスターを是非店内に掲載いただき、来店されたお客様(高校生等)に理容師になりませんかとお話いただき、一人でも理容師を目指す若人が有りますようPRしていただきたくお願いいたします。


こども1110番シールのお願い
昨今、小さな子供達が犯罪に巻き込まれる事例が全国で多発いたしております。
つきましては、再度子供110番シールを刷新し以前より大きく、見やすくし配布予定です。各組合員様のお手元に届きましたら、シールを張る位置も子供の目線の高さで張っていただき、又活動マニュアルを店主、従業員全員でよく読み対応いただきますようお願いいたします。  



全国大会観戦記
第一部門
クラシカル・カット・スタイル
第一部門小松選手カットの最中です。さすがベテラン選手落ち着いています。カット終了5分前、後頭部ぼかしの仕上げをやっています。少し気になる部分がありますが早く気づいて直してほしいですね、カット終了。さあセットのスタートです順調にブラシは進んでいます。後頭部のボリュウムもよく出ています。トップ、サイドとうまくいっているようです。モデルもよく協力してくれています。最後の梳きつけに入りましたフロントから慎重に息を止めての作業、見ている方が胃が痛くなりそうです。終了3分前ミストをふって、シルエットの調整をしています。競技終了、右側が少し高いように見えますが、小松選手お疲れさまでした。 
第二部門
レディースカットヘアー
今年の会場は観客席からモデル審査・競技会場・仕上り審査が見えるように広い会場で競技も楽にできそうでした。モデル審査を見ると、1モデルに3人が 霧吹き(くせ直し)をして 審査が済んだ後に又ぬらしていました。仕上がりに影響する選手がいそうです。
競技スタート 広島の2選手、共に全国大会初出場ながら落ち着いてスタートしたようです。
寺岡選手
バックからカットに入りサイド、フロントとスライドカット・セニングと順調にすすめています。
江島選手
トップからカットに入りフロントのインナーカラーがきれいに出る様にカットを行っている。カット終了の5分前には広島の2選手同様全員カットを終えセットの合図を待っている。セットに入る。
寺岡選手
モデル審査の影響か根元の立ち上げに苦労しているようだ。
江島選手
フロントのバングの部分は上手くカットラインが出るようにしたがバックの起毛に苦労している様だ。
寺岡選手
バイオレットピンクをベースカラーで根元は自然の黒、毛先を明るく、毛束を起毛状にきれいに仕上げているが全体的に完成されてない。
江島選手
フロントにインナーカラーのピンクを入れカットラインをきれいに出しているが全体的に迫力がない。全選手の作品を見ると起毛をベースにシャープなタッチに作られている作品がほとんどだ。カラーは根元が暗くネオンカラーをベースに毛先を明るくしている作品が多くみられる。衣装はあざやかなカラードレスが数名いたが、全体的に黒と白をベースにヨーロピアン調のドレスが多く見られた。
広島の2選手、初出場ながらよく頑張りました、次回の大会にはもっといい作品が出来ると期待しています。
第三部門
W I N
あなたがキラリ☆晴れの国 第57回全国理容競技大会は岡山市桃太郎アリーナで、11月20日に開催されました。当日は天候にも見まわれ、隣県と言う事で広島県の観戦者が非常に沢山おられました。全国大会の日には何時も会場に入るたび、心が引き締まる思いです。     
今年の会場はモデル審査、競技、仕上がり審査が1つの会場で行われ、好感が持てました。
今年の3部門の選手は加藤進君です、1.2部門も順調に進みいよいよ3部門競技の始まりです。WIEはカット&セット通し35分。但し25分以内にセットに入ってはいけない。
準備時間も終わりいよいよスタート、館内の緊張が解け、選手も思いのままにカットを進める無駄の無い動きに心も高ぶる。加藤君もトップの長さを櫛でチックしてカットを進め全体のアウトラインが終わりセニングに入る、軽さを出す為に十分のセニングを入れている。遠目は良い感じに見える。カット時間も残りわずか。加藤君は全体の刈り毛を払い落としセット準備、セットのコールが響き一斉にドライヤー音と共に選手の動きが慌しくなる。4分半でドライヤーは終わり、ワックスを全体に付け、梳きつけ入るサイドのポイントからブローに合わせメッシュコームで流れを出し強弱のアクセントを付けながら毛先をネープに溶け込む様に梳きつけた。遠目には先ず先ずの出来、ミストを振り掛けながらシルエットの微調整を終えた所で終了の合図。加藤君、感動を有難う。
第四部門
ブロース
今年より第4部門としてブロースが26年ぶりの復活である。
従来のブロースに、クリエイティブで時代性があること、フロントに(全頭の30%未満)のフリーゾーン、効果的カラーと言う内容が新しく付け加えられた。
トータルで如何に表現できているかが、審査のポイントだと思われる。
片岡選手、ブロースの特徴である、切断面による美しく清潔さ、軽快さ、上品さの表現の中にフリーゾーンを、如何にバランスよく融合させるか、頭を悩ましたところである。また、スペイン系のモデルで縮毛なので直毛に矯正が強いられます。これが大変で2時間余りかけての作業です。
想定外のことが起きた。モデル審査中水スプレーを全体にかけて一巡したら、さらに2回目の水スプレーをかけられます。これで2時間余りの苦労は水の泡です。心配でモデルを観れば、シャンプーをしたようになっている。これから、競技開始まで1時間30分の待ち時間があり、濡れた髪が乾くと最悪の状態である。片岡選手には、その事情を伝え、水スプレーしてドライヤーでセットを施してから、カットをしなさいと指示をしましたが、至難の技と頭をかかえる思いであった。
片岡選手、会場に入りモデルを観た時、落胆の表情を隠せない様子である。
競技開始、気を取戻し、必死の思いで毛を起こしてカットに入るが思うようにならない様子である。30分経過して雰囲気は良くなってきた。フリーゾーンのドライヤーセットが終わり、残りタイムがカウントされて競技終了。前方からの雰囲気も良く出来ている。側に、本田誠一全理連中央講師が来られ、片岡選手の作品を観られ、良く出来ていると褒められた。しかし、遠目では観えない、起こしきれてない部分が「起毛による切断面の美しさ」のところで致命傷になったようだ。この事を教訓に更なる飛躍に期待する。



クール&ワイドスタイル
Front
Cut
Color
フロントは中央に集めてアレンジしクールイメージにザックリとした毛束で動きと流れを出してワイルドに仕上げました。
ベースはレングス長めのウルフでフロントはややアシンメトリーなM字バンクにしてネープもアシンメトリーに、毛量調整をしてスライドカット、ブリックカットで動きのある、ザックリとした質感を表現しました。 ベースの8レベルのカッパーブラウンにハイライト、ローライトで立体感をプラス。

3部出場 加藤 進選手  モデル:松永卓也
次号は2部出場の寺岡英一郎選手を予定しております。



支部だより
各内容をクリックすると詳細内容が表示されます。
内容
支部名
経営品質向上セミナー 三原
ボウリング大会 広島南
衛生講習会 三次
牛田山ハイキング 広島東
青年部活動記 広島西 青年部
県北ブロック会議開催 千代田、加計、高田、比婆庄原、三次
新年互礼会 福山支部
第2回組合講習 広島西
理容奉仕 府中支部
理容奉仕で正月ヘアー 三原



リレーエッセイ

 「・・・そんな今日この頃」
 賀茂支部  城 光宏
 


辛いですよねえ、こんなお客さん、参りました、あんなお客さん、首を傾げたくなったり、
内から湧き出てくる『熱いもの』をグーーーっと堪えたり・・・・・・。

・遅れて来られる予約の方   「ツ・ツ・辛ーーいっ」    
・ゴッツイ上着を脱がない方  「カットクロスが巻きにくいんよ!」
・ほんの五分も待って頂けない方  「ま・ま・ま・待ってや」
・必ず『ツケ』の常連の方   「・・・・・・ムッ!」
・アイロンパーマを『ワイパー』と言われる方  「ツッコミたあーい!・・」
・「いっぱいスイといて」と言われる『薄い事に気付いてない』方「な・ないのに?」
・「任せる」と言われて色々注文される方  「・・・じゃないじゃん!」
・散髪が終わって二時間以上語って頂ける最終の方 「えーえー、ハイハイー、あーー」
・毎回、メンバーズカードを再発行の方 「えっ、またあー」
・「どれくらい切りますか?」と、尋ねると「本人に聞いて」と言われる幼児の親
・スタッフが当たると「ワシは練習台じゃあない」と言われる方 「厳しぃーッ!」
・「今日、暇じゃね」と毎回イヤミを言う方  「余計なお世話!」
・バリカンを使う事を『手抜き』だと思ってる方  
・モミアゲを剃り込んで来られ、「チャリ普通」と言われる方 「な・な・ないのに?」
・カット中に椅子の上に立ち上がる幼児  「オイオイ、まじぃ?」
・厳しい校則に従わず、長めにカットし必ずやり直し(無料)に来られる高校生
・「個性を主張したいので」と言い、耳が見えないぐらいしか切らない就職活動中の大学生
「決まるんかね?」
etc・・・・色々な十人十色なお客さんが来られますよね。

サロン側はサロン側で、
・古い常識を若いスタッフに求める、石頭で大きな顔した店主 「お・お・俺かよ?」
・勝手気ままで嫌な事はやらない自由を履き違えた若いスタッフ「お前じゃ、お前」
・一番厄介なスタッフは女房で、やりたいようにしか動かない、指示をだしても聞きゃあしない、揚句の果ては、「ハアー?エーッ?何イーッ!どしたん?」怖い怖い!

とまあ、低レベルなストレスではありますが・・・・・。
この仕事は、人が相手で尚且つ人に触れる繊細な仕事、ストレスも溜まりますよね。でも、それ故に楽しさややりがいも大きいと思ってます。時々、愚痴ったり、怒鳴ったり、発散しながら、逆に怒られたり、文句言われたりしながら、肩にはエレキバン、首にはゲルマニウムをぶら下げて、日々仕事に励んでおります。

 理容業も、まだまだ捨てたもんじゃあないと思います。
人をきれいに、格好良く、気持ちよくしてあげられる業が、衰退していくはずがないと信じております。 これからもこの仕事をスタッフや仲間たちと楽しみながら追求していきます。

     
 
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