2006年新年挨拶
謹んで新年のお慶びを申しあげます。
組合員の皆様には、お健やかな新春をお迎えのことと存じます。
旧年中は、組合運営にあたりまして格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、わが国の景気は回復に向かっているといわれるものの、私達の業界ではまだまだそれを実感することが出来ない状況ではなかろうかと思います。また、突き進む変革のうねりは、社会のあらゆる組織、個人に対して 新しい時代への対応を迫っております。理容業においても、低料金店の増加、後継者難、廃業脱退者の増加等留まらない組合員の減少は、組合の組織運営に大きな影を投げかけております。
そうした中、組合では各種の合理化策、節約に努めておりますが、長期的な視野に立った組合運営、財政の健全化に各種方策を検討していかなければならないと思っております。
いずれにしても今後の組合運営は非常に難しく厳しさは増すでしょうが、大事なことは組織が安定し円滑に運営できる環境を保持することだと思いますので、これからも組合員の皆様の声と英知を結集し、新しい時代に向けた組合運営を推進するために努力をしていく所存でございます。
また、後継者難を少しでも解消するために、理容師を募集するポスターを作成いたしますので、お手元にポスターが届きましたら店舗内に掲示して、一人でも多くの若者(高校生)に、将来我々の仲間になってもらえるようお話し(宣伝)をしていただき、4月の理容学校入学者が増えるようにご協力を賜りたくお願いする次第です。
次から次へと問題が生じるのは世の常ですが、アウト店対策、一応落ち着いたといっても、いつ再燃するか知れない業務独占の見直し、理美容の垣根問題等々、推進すべき問題は山積みされております。物事が一段落しても油断せず、気を引き締めて理事、支部長一丸となって皆様と一緒に考え、あらゆる諸施策をご提案してまいります。
そして、皆様と、希望を持って自助努力をして、この理容業界を守って行こうではありませんか。
本年も業界発展と活性化のために精励してまいりますので、なにとぞご理解ご支援の程、心よりお願い申しあげますとともに、組合員の皆様にとって、素晴らしい一年となりますようご祈念申しあげます。 |