ある日、平和活動をされているお客さんに、「和平とは何ですか?」と尋ねたことがありました。「う〜ん、調べんと解らなんねぇ、」と言われて私は、「平和にしようとすることですかねぇ?」と言われて私は、と言ったきり、そのことはすっかり忘れていました。
梅雨が明けて連日の猛暑が続いている頃、被爆60周年の記事が並ぶ紙面を見て、そのときのやり取りの”和平”を思い出しましたので、辞書で調べてみました。和平とは、国と国とが国交を結んで(回復して)平和になること、戦争をやめて平和になること、和らいで穏やかなこと、とありました。
いまだに世界では、戦争、テロ、暴動、内紛が尽きることはありません。世界の人々が、和平を実現しようと思ってないと、いつまでも終わらない。私は、戦後15周年経って生まれました。日本が平和になり、高度成長を経て豊かになり、バブル期で頂点に達し、そして崩壊、長い景気の低迷。私は、豊かな時代に、衣、食、住、何の不自由もなく育ち、好きなことを存分にすることが出来ました。しかし、今の日本は戦争をしないだけで決して平和とはとは言えません。
低年齢層の犯罪多数、大災害、大事故、惨事の多いこと、人も自然もおかしくなっています、おかしくしたのは人間でしょう、人間が人間のために自然を壊した報復がきています。
不安を感じないで生活できる未来が想像できづらい世の中であります。
和をもって、人の心を平らにして、平常心で、平気、平然、平静に、平穏無事に過ごしたい。あんまり怒らず欲張らず、無理をしない、そんな思いの人が世の中にたくさん増えたなら平和な未来になるのではないでしょうか?
心の健康、体の健康、体は老いても、心は老いさすことのないよう心掛けることは出来るでしょうね、若い頃の体力と今の私の体の”ずれ”に日々いらいらしている私でも、・・・・。
たいらなこころで。
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